『Sony WALKMAN A50 シリーズ』WEB CMソングにも採用された『zombies are standing out』。
ポルノグラフィティにあまりなかったハードロックな曲で、新しい挑戦を感じます。
今回は『zombies are standing out』をもっと深く味わうために、曲の背景を調べたり、タイトルや歌詞の意味を考えたりしました!
目次
背景
SONYのウォークマンとコラボ
『zombies are standing out』は初の配信限定シングルとして、2018年9月28日にリリースされました。
作曲は岡野昭仁さん、作詞は新藤晴一さんです。
『Sony WALKMAN A50シリーズ』のWEB CMソングで採用され、撮影は船の中で行われました。
CMはこちら
ウォークマン:PornoGraffitti「Zombies are standing out」編:NW-A50シリーズ【ソニー公式】
メイキング映像も公開されています
ウォークマン:PornoGraffitti メイキング:NW-A50シリーズ【ソニー公式】
ちなみに、ポルノグラフィティのお二人は閉所恐怖症で、特に昭仁さんは撮影に入る際に少し不安だったそうです。
タイトル『zombies are standing out』の意味
なぜZombie(ゾンビ)なのか
2018年9月28日(金)に、YouTube LIVEと公式LINEアカウントにて配信された「ポルノグラフィティの“しまなみテレビ”」で、制作の背景についてインタビューがありました。
最初に晴一さんが曲を受け取ってイントロを聴いた時、イントロの部分は完成版よりも音が高かったそうですが、ゾンビの叫び声やうなり声を連想しました。
そこからゾンビを主役にした曲になったようです。
standing out
standing out(stand out)には次の意味があります。
目立つ、際立つ、すぐれている、(他が屈しても)あくまでがんばる
そのため、タイトルを直訳すると「ゾンビたちはすぐれている!」ということになります。
ゾンビというと暗いし惨めなイメージが付きまといます。
『zombies are standing out』でもそういった描写がありますが、ゾンビには何度でも立ちがるという面があり、そこに優れたものを見出した曲になっています。
『zombies are standing out』のテーマ
「Zombies are standing out」では、今やポップカルチャーの代表的なアイコンである「Zombie」を喪失感や諦念に抗い、何度でも立ち上がる象徴として用いており、その「Zombie」の持つ世界観を骨太なロックサウンドに乗せたナンバーとなっています!!
(引用 : 配信限定シングル「Zombies are standing out」リリース!! |『PornoGraffitti Official WebSite』)
公式サイトのリリースのお知らせでに書かれている通り、「Zombies are standing out」ではゾンビは苦しみながらも何度も蘇る存在の象徴になっています。
そして、ゾンビのようにつらい状態であっても、何度でも立ち上がろうとすることが曲のテーマです。
『zombies are standing out』の歌詞の意味・解釈
ゾンビは街に住む人々の比喩
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Zombies are crying out 荒みきった Crazy town
現実という名のBullet に撃ち抜かれた
Zombies are crying out 蠢いている My head
何を探し彷徨っているの?
(引用:『zombies are standing out』 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁)
『zombies are standing out』で描写される世界では、混沌とした街でゾンビが叫びながら徘徊しています。
このゾンビは街で死んだような顔をして暮らす人々の比喩です。
つらい「現実」、例えば仕事で追い込まれたりとか、家庭に問題があったりとかそういった事でうちのめされています。
色んな悩みでいっぱいで、苦しさで叫んでいますが、何かを探して彷徨っているようです。
満ち足りた日々への渇望
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Zombies are standing out 渇望してる 安息
脳裏に残っている朧げな記憶がまた
Zombies are standing out 蘇るは Glory days
ここじゃ誰も眠ってはならぬ
(引用:『zombies are standing out』 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁)
ゾンビにも過去に満ち足りた日々があり、それを探して彷徨っていました。
記憶は朧げになっていますが、もう一度その日々を取り戻そうとする強い気持ちがあります。
眠ることもできないつらい日々ですが、ゾンビは何度でもそれを求め立ち上がります。
希望を忘れ、何かを手に入れたと思ったら価値の無い物だった
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熱い血が流れてた時のことを 思い出そうとしても頭が割れそうに痛む
ただ歩いているけど無目的で ありつけたご馳走には悪臭が漂った
(引用:『zombies are standing out』 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁)
ゾンビのようにさまよっている人々も、かつては情熱を持って生きていました。でも、今では情熱を思い出そうとすると頭が痛んでしまいます。
希望に満ちて輝いて日々と、今の荒んだ暮らしの落差が分かってしまい、それが怖いので拒絶してしまうのでしょう。
目的にもなく生きている日々でも、たまに「ご馳走」のようなものが手に入ることがあります。
しかし、いざ食べようとすると価値がない(悪臭が漂う)もので、また落胆します。
何度でも立ち上がり希望に向かっていく
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死して 生きる 永遠の転生 立ち上がれ Living dead
Zombies remember me 夢見た日を
(引用:『zombies are standing out』 作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁)
ソンビは苦しんでさまよいますが、何度でも立ち上がります。
街の人々も、たとえゾンビのように辛い状態であっても、何度でも立ち上がって、情熱を持って生きることを諦めないで。
そんなメッセージで『zombies are standing out』は終わります。
まとめ
『zombies are standing out』の歌詞の意味を解釈しましたが、いかがだったでしょうか。
自分で歌詞を深掘りして考えると、また違った視点で曲を楽しむことができるので、ぜひやってみてください!
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