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SQL Severの並列処理について調べました。
目次
SQL Serverの並列処理とは
PCには人間でいう頭脳にあたるCPUがあります。
昔はCPUは1つのPCに1つだけでしたが、最近では複数のCPUが入っていることが多いです。
複数のCPUがあると、同時に複数の処理ができます。
そして、SQL Serverの並列処理とはこの複数のCPUを使って1つのクエリを動かすことです。
並列処理のメリットとデメリット
並列処理のメリットは処理にかかる時間が短くなることです。
1つの頭で処理するより、複数の頭で分担して考えた方が早く終わるからです。
デメリットはCPUの負荷が高くなることです。
並列処理になる基準
並列クエリとなる基準は以下の通りです。
- 複数のCPUが搭載されている環境か
- スレッドの数に余裕があるか
- 並列プラン適したクエリ、インデックスか
- 処理行数が十分に多いか
- 分布統計が使用できるか
並列処理をやってみる
テスト環境
SQL Serverのバージョン : Microsoft SQL Server Developer (64-bit)
OS : Windows10
CPU : 2コア / 4スレッド
データベースの作成
テーブルの作成
テストデータの作成
負荷の高い処理を実行
並列処理ができたか確認
上記のSQLを実行して実行プラン※をみると、「Parallelism(Gather Streams )」という表示が出てきます。
Parallelismは並列処理関連の操作(ここではGather Streams)をした時に表示されるもので、これが表示されていれば並列処理をしたと判断できます。
実行プランを読み解くと、Gather Streamsは複数の入力を1つの出力に切り替えるものなので、1つ前のSortで並列処理をして、その結果をGather Streamsで1つにまとめていることが分かります。
念のためSortの詳細をみると実行回数が2になっています。
SQLではSort(Order by)は1回だけなのに、実行数回数が2回になっているということは、2つのCPUを使ってSortしている、つまりSortを並列実行で処理しているということです。
※実行プランの確認方法は実行プランの確認方法をご覧ください。
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